| < 前のページ | 次のページ > |
夕方4時ごろから夜7時ごろにかけて開かれる市場がある。その名も「黄昏市場」。夏場なら夕方の涼しい風が吹き始める頃、冬場なら辺りが少し薄暗くなってきた頃、我が家から歩いて15分くらいの高架下に生鮮食品の屋台が並び始める。鮮魚や鶏肉、野菜を買うなら絶対ここがいい。マンションの地下に入っているスーパーは24時間営業で便利だけれど、鮮度に関しては正直悲しい思いをする。ビールの安売りがなければ足は遠のく一方。 かくして、蝦が大好きな友人が来るとぴちぴち飛び跳ねている蝦を、一夜干が食べたくなったら新鮮な鯵を(→自分で開いてベランダに干す)、刺身が食べたくなったら、おいしい手作り豆腐が食べたくなったら、緑黄色野菜が食べたくなったら、もぎたての季節の果物が食べたくなったら、客家酸菜(客家のお漬物)が食べたくなったら、黄昏市場に買いだしに行くのだ。 鶏肉屋のおかみさんに「しめたてよ、おいしいよ」と声をかけられて、ふと足を止めると、毛をきれいにむしられ、鶏冠をつけたまま足をしばられて仰向けに寝ている茹鶏。本当においしそう(と感じる自分がコワイ)。ももの部分をぶつ切りにしてもらって、夜のメニューは豆腐と地鶏のスープにした。 家のタイルの床が少しひんやりしてきた。10月中旬かあ。そろそろ温かいスープがおいしい季節がやってくる。 # by honjitsutaiwan | 2008-10-13 15:23
台風一過。信じられないかもしれないけれど、今回の15号くらいの規模だと、我が家の窓ガラスはピカピカになる。吹き荒れる暴風雨が、ガソリンスタンドの洗車機械のブラシが回転するような役割を果たすらしい。ガラスはいいんだけれど、同時に我が家は水浸し。たてつけの悪い窓の隙間から、雨水がちょろちょろ流れだし、それが一時間も経たないうちに水溜りとなり、一晩で床下浸水状態になる。 さすがに何度も経験したので私も多少、学習した。台風が来ると聞けば、家中のフェイスタオルを窓のサッシに詰め込み、風呂上りに使うもの、枕に巻いているもの、来客用のバスタオルまで全てのバスタオルを引っ張り出してきて窓の下に敷き詰める。そして「もうこれ以上水は吸えない」という限界状態のバスタオルを繰返し脱水機にかけること4、5回。大体その頃、台風は去っている。 まあ、こんなことを繰り返しながら、ぼつぼつ台風の季節も終わろうとしている。いよいよ10月。中秋節でいただいた山積みの文旦がようやく片付きそうだという頃、ぼつぼつ秋の足音が聞こえてくるのだ。 # by honjitsutaiwan | 2008-10-02 10:55
秋の気配漂う日本へちょっと飛んできた。半分仕事で半分帰郷。数ヶ月ぶりに戻る日本で感じることはいつも同じ。車内はぴかぴか、並んで乗車。清潔で秩序正しい日本は久しぶりに帰ると感動もひとしおだ。だけどどこか嘘めいているって感じるのは、私だけかな。しんと静まり返った電車の中で、誰もが携帯を握り締めて忙しそうに親指を動かしている。 帰国中も台湾からの仕事の電話は携帯電話に転送しておいた。でも日本で移動中の車内では電話に出ることはできない。「マナーモードに設定し、通話はご遠慮ください」車内のアナウンスが繰り返しす。 携帯がブルブルっと震えた。番号表示を見ると台湾から電話。新しいお客さんかもしれない。乗っているのは特急で次の停車駅まで後15分もある。んもう、どうしてこんな時に。レストランで、本屋で、携帯が鳴る。「ウエイ(もしもし)」どんなに控え目な声で電話に出ても、周囲の視線が一斉に私に注がれる。 「日本って携帯電話は話す機能はほとんど使えないね」と笑いながら言った台湾人の友人の言葉。今回ほど実感したことはない。 さて台湾に戻ると、飛行機が着陸してシートベルトの着席ボタンが消えた途端に、機内で携帯が鳴り始める。バスでも電車でも「今から帰るよ」「ご飯、買って帰ろうか」「明日の会議のことだけど」私用も社用もみんな電話。うるさいんだけどね。耳も痛いんだけど、心のどこかでほっとしているのも事実。 ワンセグとかゲームとか色んな機能がついて進化していくのは大いに結構だけれど、一番大切な電話が出来ないのって、やっぱりなんだかおかしい。と思うのは私がおかしいのでしょうか(^^;) # by honjitsutaiwan | 2008-09-23 21:00
「今日はナガシを用意していますから、楽しんでいってくださいね」百年以上の歴史があるという某温泉旅館の畳の部屋で、Lさんが言った。 私のようなモグリの日本語教師を、「先生、先生」と言って慕ってくださった社著のLさんが、これまでの授業のお礼にと、親戚一族の温泉日帰り旅行に招待してくださった。台湾には素晴らしい温泉が数多くあるそうだが、私は風呂からあがってまた化粧をして食事をするというのがどうも面倒で、温泉のお誘いはことごとく辞退してきた。かくして、これが十年目の台湾にして初めての温泉。 その温泉デビューが歴史百年とやらのかなり老朽化が進んだ温泉旅館。そして二十畳はあるようなお座敷での円卓に、「ながし」ときた。台北の友人が言っているような、優雅な女性専用のSPAとか、アロママッサージとか…。抱いていた温泉ホテルのイメージからはほど遠い……。 「こちらが兄嫁で、その妹家族、こっちは弟夫婦とその親戚にあたる云々…」とてもじゃないけれど覚えられない親戚一族をご紹介いただいていたその時、中年の男女二人が大きな荷物を抱えて座敷に入ってきた。 「ながし」はギターとアコーディオンの二人組みだとばかり思っていたら、男性のほうがおもむろにセッティングを始めたのはキーボード。女性はマイクやら譜面たてを準備している。そして宴もたけなわ、じゃなかった。食事が運ばれてくるとほぼ同時に、カラオケ大会が始まった。 これも予想していたことだけれど、日本の歌を歌えとやはりマイクがまわってきた。座がしらけない程度に適当に一曲歌ってお茶を濁そうと思い、古い演歌を流しの二人にお願いした。歌詞がかかれた分厚い歌集が広げられ、男性の伴奏が始まった。 え? 悲しい旋律の演歌がまるで陽気なダンスミュージックになっている。そう、この男性はどんな曲でもコードだけおさえて、「ずんちゃっちゃ、ずんちゃ」というリズムで伴奏しているのだ。 そりゃそうだ。伴奏の男性が、日本の演歌全てを網羅しているなんてありえないよな。知らない曲は適当に和音だけ鳴らすしかないのだよな。結局、この伴奏では歌がどこから始まるのかも、さっぱりわからなかったけど、どうせ皆、好き勝手にあちこちで乾杯して食事をして、誰も人の歌なんぞきいちゃいないのだ。 私も伴奏そっちのけで適当に歌った。こういういい加減さが、とてもいい感じだと感じ始めた私は、もうきっと日本の生活に戻れない。だろう。 # by honjitsutaiwan | 2008-09-05 09:51
|
台湾・ビジネス中国語専門 繁体字中国語専門の翻訳会社ミエマネージメント 挑戰頂尖日文翻譯・日翻中/中翻日 專業日文翻譯社 米耶管理有限公司 ♪book mark♪ ほんじつも台湾なり 台湾週報 裏Kの食卓@台湾 インタプリタかなくぎ流 食べまくり台湾 Real World in Taiwan+ 60歳からの青春 耀輝的旅行與攝影筆記 unpredictable emotions みーたろー的生活 蟲來爬文 三都物語中・台・日… ゆーったり、のーんびり… 猫・台湾つれづれ日記 実録 亞細亞とキネマ… ほんじつもお菓子なり 台湾の目 木瓜牛乳 南ノ島印猫ビール みんみん@台北 片倉佳史のブログ 日々是好日 草本2新鮮blog la vie quotidienne 花うさぎ なぜか… たくろふのつぶやき ブタヅラ 呷飽没 大阪・心斎橋 タイ語教室「EDUCA」… 源 -ミナモト- ジャパンテコンドースクール 太極1~8場影片教學 鐵板燒 居酒屋,台北-鐵匠 減肥食譜,簡易食譜,點心食譜,幼兒食譜,減肥知識 MASA RED CHESS 日本留學, 留日情報與日語進修 5大指南-彼都迎留日情報站 検索
おすすめキーワード(PR)
ファン
|